「現状維持だけじゃ将来が見えない」20代後半年収700万円鉄道会社勤務ヨシドメさんが語る会社に依存しない将来設計とは【TEKO独占インタビュー】
ヨシドメさん
海外輸出コース6期生
中学から積み上げた「電気×鉄道」という軸
ヨシドメさんは29歳。鉄道会社で電気系の技術職に就いている。中学から電気の専門課程を歩み、大学2年の頃には「電気と鉄道を掛け合わせた仕事に就く」という将来像が固まっていた。全国転勤がなく、住宅補助も手厚い。同世代の平均を上回る年収を得ながら、結婚やその先の生活まで見通せる環境を自分で選び取った。
ただ、安定を手にしたからこそ見えてくるものがある。「現状はエンジョイしながら維持している部分も多い」と語るヨシドメさんの言葉には、手堅い待遇に満足しつつも、このまま同じ日常を繰り返すだけでいいのかという静かな問いが含まれていた。29歳という年齢で安定を捨てるのではなく、安定の上に新しい柱を立てようとする判断が、次の一歩につながっていく。
ウェブコンサルを経て見えた「次の事業軸」への渇望
副業経験がまったくなかったわけではない。親戚がウェブ関連の事業を営んでおり、そこからウェブコンサルの手伝いを始めた。3〜4年ほど続けたが、競合の多さと顧客単価の低さが壁になった。途中でデザイン寄りの仕事に1年ほど移った時期もあり、ウェブ領域だけで事業を伸ばすことの難しさを肌で知っていた。
そこで浮上したのが不動産投資への関心だった。ただし不動産を始めるには、まずキャッシュフローを作る入口が必要になる。TEKOの海外輸出コースは、その入口として合致した。机上の話ではなく実際に動いている人たちがいること、最新の情報を生で得られること。「あ、この方だ。本物だ」という直感が、参加の決め手だったとヨシドメさんは振り返る。
初月12万円を生んだ「1日10出品」の自己規律
2025年8月に海外輸出を開始し、初月で売上12万円を記録した。TEKO内でも早い部類に入る数字だが、本人はテクニックよりも行動量の問題だったと言い切る。自分に課したルールは「1日10出品」。ジャンルをあえて絞らず、幅広く出品することでウォッチ数やお気に入り数といった反応データを自分の中に蓄積していった。
売れ筋はそのデータから後で見極める。先にジャンルを決めてしまうのではなく、市場の反応を集めてから絞り込む。やっていること自体はベーシックだと本人は語るが、勤務時間が日によってバラバラな本業の合間を縫い、16時に仕事が終わる日は夜21時からリサーチに充て、休日はほぼ全時間を副業に投じる。その行動密度が、開始2ヶ月目にして安定感のある売上につながっている。
「お客さんに選んでもらえることが嬉しい」という手触り
2ヶ月の実践で変わったのは、売上の数字よりも事業に対する感覚だった。以前のウェブコンサルでも顧客目線の大切さは頭で理解していたが、海外輸出では海外のバイヤーと直接やり取りする。回転が早く、自分の出品に対して反応がすぐ返ってくる。短期的な利益を追うのではなく、お客さんに喜んでもらえるように意識が変わったと語る。
最終的に、数ある出品者の中から自分を選んでもらえる。その実感は、安定した本業では得にくいものだった。顧客目線という言葉が、概念ではなく手触りのある体験として腑に落ちた瞬間がある。ヨシドメさんにとって海外輸出は単なる副収入の手段ではなく、事業者としての感覚を磨く場になりつつある。
安定の上に次の柱を立てるという選択
ヨシドメさんの設計図は明確だ。まず海外輸出でキャッシュフローの基盤を作り、その先で不動産投資へ進む。不動産コースへの参加は「必ずやる予定」と断言している。鉄道会社の安定した待遇を土台にしながら、副業で事業感覚を身につけ、次の資産形成軸へつなげていく。一つひとつの選択が、将来像から逆算されている。
「挫折や失敗はつきものだけど、海外輸出は回転が早いから成長も早い」。これから副業を始める人へのアドバイスとして、ヨシドメさんはそう語った。派手な成功談ではない。安定を手放さずに、行動量と自己規律で新しい可能性を積み上げていく。20代後半で描いた将来設計は、まだ道半ばだが、その足取りには迷いがない。
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