「副業はずっと続けるものじゃない」30代年収750万円製薬会社勤務・育休中のルリさんが語る本業×複業×家庭の最適解とは【TEKO独占インタビュー】
ルリさん
海外輸出コース0期生 / 不動産コース
副業は、続けること自体が目的ではない
ルリさんの話で印象的なのは、副業を「ずっと続けるもの」として見ていない点だ。会社一本で大丈夫なのかという不安から副業に触れ、海外輸出や不動産に取り組み始めた一方で、家族時間や育児とのバランスを考える中で、稼働し続ける働き方の限界も見えてきている。
副業は、収入を増やすための手段ではある。ただ、毎日時間を投下し続けなければ成果が止まる形だけに寄せると、生活の余白は削られていく。ルリさんはその現実を、育休中の時間の使い方や家族への負担を通じて、かなり具体的に捉えている。
育休中に動けたからこそ、時間の限界も見えた
2人目の出産・育休のタイミングは、ルリさんにとって大きな転機になった。本業をしていた時期よりも、日中に動ける時間が増えたことで、海外輸出の稼働や不動産の検討を一気に進めることができた。
一方で、それは「時間が余っていた」という意味ではない。子どもの世話をしながら、限られた時間の中で動く。夜に物件を見たり、日中の短い時間で事業計画を作ったりする。副業や投資の成果だけを見ると華やかに見えるが、その裏側には、家庭のリズムと自分の稼働時間をどう折り合わせるかという、かなり現実的な調整がある。
稼働型収入から、時間を戻す収入へ
ルリさんは、海外輸出で成果を伸ばしながらも、それを一生続ける前提では見ていない。稼働した分だけ成果が出る構造は、短期的には強い。しかし、家族との時間や本業復帰後の生活を考えると、ずっと同じペースで走り続けるのは難しい。
そこで、不動産収入のように、稼働時間を少しずつ置き換える選択肢が意味を持つ。ここで大事なのは、不動産を万能な解決策として見ることではない。ルリさんの場合は、育休中という時間条件、融資のタイミング、家族との相談、すでに動かしている副業収入が重なった結果として、次の柱を作る判断になっている。
続けられた理由は、ノウハウだけではない
ルリさんは、自分だけで副業を試していた時期には、早い段階で「やめたい」と感じたという。続けられた理由として大きかったのは、同じように動く人がいる環境だった。身近な友人も参加し、日々話しながら進められることが、行動を止めない支えになっていた。
これは、TEKOの価値を考えるうえで重要な点だ。ノウハウだけなら、世の中に情報はある。けれど、実際に動き続けるには、自分と近い状況の人が何に悩み、どこで踏ん張り、どう判断したのかを見られる環境が必要になる。
TEKO読者への示唆
ルリさんの事例は、副業を煽る話ではない。むしろ、副業をいつか軽くするために、今どう動くかという話に近い。本業、育児、家族時間、収入の柱、将来の働き方。そのすべてを同じテーブルに並べた時、副業は単なる収入源ではなく、次の選択肢を作るための一時的なエンジンになる。
会社一本に不安がある人ほど、いきなり大きく変える必要はない。小さく試し、稼働の限界を見極め、残したい時間と増やしたい選択肢を分けて考える。ルリさんのインタビューは、その順番を考えるための実例として見ると、かなり示唆がある。
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