「パワハラを受けて会社員には逃げ場がないと感じた」35歳年収900万商社勤務gushiさんの語る『本業×複業』で得た真の安定とは?【TEKO独占インタビュー】
gushiさん
海外輸出コース3期生
逃げ場がないと感じた日々から始まった副業
gushiさんは、35歳で海外輸出に関わる会社に勤める営業管理職だ。チームの数字管理や教育にも関わり、本業年収は900万円ほど。海外出張も年4〜5回あり、アジア方面や東南アジア方面へ足を運ぶこともある。外から見れば、かなり強いキャリアを積み上げてきた会社員に見える。
ただ、gushiさんが副業を始めたきっかけは、派手な上昇志向ではなかった。職場でのパワハラを受け、退職を考えるところまで追い込まれた時期があった。本業一本しかない状態では、たとえ高い年収があっても、逃げ場がなくなる。その実感が、会社の外にも自分で作れる柱を持ちたいという動機になった。
本業の強さがあっても、心の余白は別問題だった
gushiさんは、鹿児島の大学を出た後、アルバイト先から声がかかり、現在の会社で正社員としてキャリアを積んできた。勤続は11年目。営業部の管理職として、現場の数字や人の育成にも向き合っている。
それでも、会社員としての強さと、人生の安心感は同じではない。自分の努力や実績があっても、職場環境や人間関係によって心が削られることはある。gushiさんにとって副業は、会社を否定するためのものではなく、本業に何かあった時にも自分を支えるための現実的な逃げ場だった。
独学で月利5〜10万円まで進めたが、まだ伸ばし方が見えなかった
副業では、楽天ポイントせどりや店舗せどりを経て、海外輸出に取り組んだ。TEKOに入る前からアカウントを作り、自分で学びながらトレカを扱い、半年ほど月利5〜10万円を出していた。
一方で、独学には限界もあった。趣味に近い感覚で続けられる反面、売上や利益が伸びづらい。販売だけでなく、アカウントの健全性、外注化、利益計算、在庫と無在庫の使い分けなど、事業として伸ばすには細かな実務が必要になる。gushiさんがTEKOで得たかったのは、まさにその先の伸ばし方だった。
TEKO参加後、逃げ場は挑戦の場に変わった
TEKO参加後、gushiさんは最初の販売で手応えを感じた。11月頃から利益が伸び始め、20万円、30万円規模まで見えるようになった。数字が伸びたこと自体も大きいが、より重要なのは「本業がもしなくなっても、生きていけるかもしれない」という感覚が生まれたことだ。
副業は、逃げるためだけの場所ではなくなっていった。同じテーマで話せるメンバーがいて、分からないことを聞ける。オフ会では、1つ質問すると10個返ってくるような熱量で周囲が向き合ってくれた。孤独に続けていた小さな副業が、学び合いながら伸ばせる挑戦の場に変わっていった。
家族との未来にも、少しずつつながっていった
gushiさんには家庭がある。妻は当初、副業に強い関心があったわけではない。それでも、成果が出始め、貯金が増え、家族旅行のような具体的な話ができるようになると、見え方は少しずつ変わっていった。
gushiさんは、副業で得たお金を家族との海外旅行に使いたいと話している。本業側でも、自分がいなくても回るような管理体制やルール作りを進め、半日ほど副業に充てられるような働き方を目指している。収入を増やすだけでなく、時間の使い方や家族との未来を組み直す。その視点が、このインタビューの大きな意味になっている。
TEKO読者への示唆
gushiさんの話は、強い会社員がさらに稼いだ話としてだけ読むと浅くなる。本質は、年収や肩書きがあっても、会社一本に人生を預ける怖さは消えないという点にある。
副業は、必ずしも夢や野心から始まるものだけではない。逃げ場がほしい、心を守りたい、家族との選択肢を増やしたい。そうした現実的な動機から始まることもある。gushiさんのインタビューは、本業を捨てるのではなく、本業の外にも自分で作れる柱を持つことの意味を静かに見せてくれる。
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