「娘を寝かしつけてから夜中まで副業してる」31歳年収740万製造業技術法規部門コテさんが語る本業×複業の戦略とは【TEKO独占インタビュー】
コテさん
海外輸出コース6期生
娘の誕生と家の購入が重なった日に、もう一本の柱を考えた
コテさんは31歳。製造業の技術法規部門で働く会社員だ。新卒からずっと同じ会社に勤め、本業年収は740万円。決して不満のある待遇ではない。それでも2024年、副業として海外輸出に本気で踏み込むことを決めた。きっかけは、上昇志向というより、人生のイベントが一気に重なったことだった。
2024年7月に第一子となる娘が誕生し、ほぼ同じタイミングで一軒家を建てる話も進んでいた。「娘が生まれて、家を建てて、お金がヤバい」。そう笑いながら振り返るコテさんは、このとき初めて「今の仕事だけでいいのか」「本業以外にもう一本、自分で立てられる柱が必要ではないか」と現実的に考えるようになった。そして2024年8〜9月ごろ、TEKOへの入会を決断する。
各国の規制を読み解く、ニッチだが希少な専門職
コテさんの本業は、いわゆる技術法規の仕事だ。アメリカ・日本・ヨーロッパなど、商品を各国で販売する際には国ごとに規制がある。その規制を技術的に解釈し、「この基準を満たした商品を作ってください」という形で開発チームへ情報提供する。アメリカ担当として日常的に英語の規制文書を読み、月に1回ほどは海外の担当者と英語でやり取りもする。
「英語は元々できたわけじゃないんですけど、やらないといけない環境に置かれたんで、必然的にできるようになっていった」。ニッチな領域だからこそ、いろいろな企業で活躍できる希少性がある——本人もそこを自分の強みだと認識している。年収は31歳で740万円。古い会社らしい年功序列で、40歳前後には1000万円前後に届く見込みだという。安定した大手企業の、心理的安全性の保たれた環境。それでも、コテさんはあえて自分に負荷をかける道を選んだ。
「環境が一番大事」——高校の教室で気づいた原体験
コテさんの意思決定の中心には、一貫して「人は環境に左右される」という強い信念がある。その原体験は高校時代にあった。高1では文系も理系も混ざった空気感だったが、高2で理系だけのクラスになった瞬間、周囲に真面目な同級生が集まり、自然と「ちゃんと勉強しなあかん」という空気になった。親から見ても変わったと分かるほど、自分自身の行動が変わったという。
「環境ってすごいな、とそこでハッと気づいた」。自分は環境に甘えてしまうタイプだと自覚しているからこそ、勝手に基準を引き上げてくれる場所に身を置くことが、コテさんにとっては一番効くやり方だった。だからこそ、優秀なメンバーが集まる場所を選ぶことには、はっきりとした意味があった。
「100万くらいなら死なない」——逃げ道を断つための自己投資
環境への投資という発想は、社会人になりたての頃から一貫している。新卒2〜3年目には、自分の固定観念を壊すための成長系コミュニティに100万円、さらに別のスキル系コミュニティにも100万円を投じた。親に借金してまで参加したものもあり、当時は本人も「バカやったな」と振り返るが、無駄になったとは思っていない。
背景には、大学時代から見続けていた、成長や自己変革をテーマに掲げる発信の影響がある。「現状維持が一番ダメ」「お金を使わないと、自分は逃げてしまう」。逃げ道を作らないために、あえて全財産を注ぎ込む。その判断を支えていたのが、「100万円くらいなら死なない。死ななければ最悪ではない」という、彼なりの極めて合理的なリスク基準だった。
なぜTEKO・海外輸出だったのか——結果が出るまでの早さと数字で示される世界
過去にもウェブデザイナーやSNS発信など、いくつかの副業に挑戦してきたが、続かなかったり成果が出なかったりした。そんな中、X上で見たTEKOの実績は圧倒的な数字で示されていて、「もう結果が出ているコミュニティだ」と確信できた。さらに入会審査が厳しく、大企業で働く優秀な人たちが集まっている。「この環境なら、やらざるを得なくなる」。コテさんはそう考えて飛び込んだ。
取り組んだのは海外輸出。理系で数字が好きなコテさんにとって、成果が利益という明確な数字で返ってくる世界は、何より分かりやすかった。「合う合わないというより、結果が出るまでが早い。だから続けられている」。デザインのように定性的な良さで語られる副業とは違い、定量で評価されることが、彼の性格に強く噛み合っていた。
本業・子育て・副業を、深夜の数時間で束ねる
1日のスケジュールは過酷だ。朝8時から本業に就き、帰宅は夜8〜9時。娘を風呂に入れ、ご飯を食べさせ、寝かしつけて、ようやく22〜23時ごろから副業を始める。そこから深夜2〜3時まで作業し、翌朝6時半に起きて出社する。この生活をここ数ヶ月、続けてきた。娘が起きている時間は娘に使い、寝かせた後は「娘のために副業を頑張ろう」というマインドに切り替えている。
興味深いのは、副業が本業にもプラスに働いていることだ。「本業を早く終わらせよう」という意識が芽生え、ToDoリストやウィークリーの整理を取り入れて、自分の時間を大切にするようになった。以前は残業代を稼ぐ発想もあったが、今は副業でレベルアップした方が稼げると考える。結果として本業の生産性も上がり、周囲からの評価も上がったという。「副業を頑張ると本業にもいい影響がある。やってみないと分からない」と、本人も驚きながら実感している。
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