25歳年収900万BIG4監査法人勤務・公認会計士「東京だと年収900万でも贅沢な生活は難しい」サクラさんが語る令和時代の所得アップ戦略とは【TEKOオフ会インタビュー】
サクラさん
海外輸出コース4期生 / 不動産コース
学生時代に2000時間を投じた公認会計士への道
サクラさんは20代でBIG4監査法人に勤務する公認会計士だ。会計に興味を持ち、大学時代に約2000時間の勉強を経て一発合格を果たした。「大学生の時期しかまとまった時間が取れない」という逆算から、周囲が遊ぶなかで資格取得に集中した。監査法人では企業の会計帳簿が正しいかを確認する会計監査を担当しており、決算期には業務が一気に忙しくなる。
監査法人でのキャリアパスは明確で、マネージャーに昇進すれば年収1000万円台前半、パートナーになれば大幅に上がる。ただし、パートナーへの道は競争が激しく、到達できる保証はない。資格と専門性を武器にしながらも、本業だけに将来を託すことへの不安が、サクラさんの次の行動を後押しすることになる。
年収900万円でも東京では余裕がない現実
20代で年収約900万円。数字だけ見れば十分に思えるが、サクラさんの実感は異なる。東京での生活は家賃だけで給料の3分の1が消え、物価の上昇と重い税負担が追い打ちをかける。月の手取りからの貯蓄は限られ、贅沢な生活とは程遠い。監査法人の同僚にも資産運用をしている人はいるものの、自ら収入源を作ろうとする人は少ない。
キャリアの先を見通せば、マネージャーまでは順当に行ける可能性があるが、その先のパートナー昇進は何年先になるか分からず、届かない可能性もある。その不透明さのなかで「もっと収入が欲しい」という率直な動機から、本業とは別の収入の柱を探し始めた。保守的な性格だからこそ、将来の不確実性に対して早めに手を打っておきたかったという。
最初の3ヶ月は赤字――海外輸出で見つけた突破口
海外輸出に取り組み始めた当初、利益はほとんど出なかった。月1万円程度、赤字の月もあった。3ヶ月を過ぎてからも月2万〜10万円で推移し、費やしている時間に対して成果が見合わない期間が続いた。決算期を抱える本業との両立は容易ではなく、毎日少しずつ稼働するスタイルが繁忙期の働き方と噛み合わなかった。
転機になったのは、トレーディングカードの手法に切り替えたことだった。週末にまとめて稼働し、平日は本業に集中するリズムが取れるようになり、直近3ヶ月では月20万〜40万円の利益が出るまでに成長した。サクラさん自身はトレーディングカードの知識がゼロだったため、そもそもカードが収益になるという発想自体がなかった。選択肢を知り、自分の生活に合った手法を選び直したことが結果につながった。
保守的な自分が1億円のフルローンを決断できた理由
不動産コースに加入してから約8ヶ月、サクラさんは1棟目の物件を購入した。約1億円弱、利回り約7%、フルローンでの取得だった。購入に至るまでに動画で基礎知識を学び、推薦された書籍を10冊読み込んだ。知識のインプットは徹底したが、いざ購入を決める段階では「守りに入ってしまう性格」が顔を出し、借入額への恐怖やエリア選定への迷いが生じた。
最終的に背中を押したのは、すでに物件を購入し半年以上キャッシュフローを回している周囲の実績だった。一人であれば確実に見送っていたと振り返る。公認会計士という属性がフルローンの評価につながった面もあるが、それだけでは決断には至らなかったという。保守的だからこそ、判断材料と環境の両方が揃って初めて動ける。その自己理解が、堅実でありながら着実に資産を積み上げる道筋を作っている。
やめなかったから得られた果実
サクラさんがこの9ヶ月で最も大切にしてきたのは「やめないこと」だった。利益が出ない最初の数ヶ月、一人であれば撤退していたと言い切る。時間を投じているのに成果が出ない焦り、本業との両立の苦しさ、先行投資に対する不安。それでも続けたからこそ、月40万円という果実に手が届いた。
「月に30万〜40万円は、普通のサラリーマンなら毎晩残業してようやく得られる金額。リスクを取ってチャレンジする価値はある」とサクラさんは語る。会計士として数字の裏にあるリスクとリターンを冷静に見極める目を持ちながら、保守的な性格を自覚した上であえて踏み出す。その折り合いのつけ方こそが、サクラさんの戦略そのものだ。
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